サーバいじくり雑記

2014年7月30日

MySQLレプリケーションスレーブをマスターに昇格させる

Filed under: Database — bompopo @ 6:00 午後

前回から少し時間が空いてしまいましたがいよいよレプリケーションスレーブをマスターに昇格させます。

※ この昇格の目的はマスターサーバからスレーブサーバへの機能の移転です。

マスター側の作業

昇格実行の前にDB更新を実行するアプリ等を停止させておきます。
WebサイトのDBであればhttpd自体を停止させたりします。ソフトが対応していればサブのDBへレプリケーションスレーブサーバを設定しておきます。

$ sudo service httpd stop

スレーブ側の作業

まずスレーブのIOスレッドを停止させその後スレーブ自体をストップさせます。その後設定をリセットします。

mysql > STOP SLAVE IO_THREAD;
mysql > STOP SLAVE ;
mysql > SET GLOBAL read_only = 0;
mysql > RESET SLAVE ALL;

my.cnfのレプリケーション設定を削除し、MySQLサーバを再起動します。

$ sudo service mysqld restart

昇格完了後の作業

これで先ほどまでスレーブだったMySQLは通常のDBとして更新可能な状態となりました。
サーバ移転のために設定したレプリケーション設定もまっさらな状態にクリアしてあります。
この時点で使っているソフト等を起動してもOKです。

$ sudo service httpd start

この先もレプリケーションを利用してバックアップ等行いたい場合は新たにレプリケーション設定をするとよいです。
完全なmysqldumpを行うにはDBをロックしなくてはならないのでレプリケーションスレーブでバックアップしたいところですな!

ということで一連のSSLなMySQLレプリケーションを試すは終了です。

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