前回から少し時間が空いてしまいましたがいよいよレプリケーションスレーブをマスターに昇格させます。
※ この昇格の目的はマスターサーバからスレーブサーバへの機能の移転です。
マスター側の作業
昇格実行の前にDB更新を実行するアプリ等を停止させておきます。
WebサイトのDBであればhttpd自体を停止させたりします。ソフトが対応していればサブのDBへレプリケーションスレーブサーバを設定しておきます。
$ sudo service httpd stop
スレーブ側の作業
まずスレーブのIOスレッドを停止させその後スレーブ自体をストップさせます。その後設定をリセットします。
mysql > STOP SLAVE IO_THREAD; mysql > STOP SLAVE ; mysql > SET GLOBAL read_only = 0; mysql > RESET SLAVE ALL;
my.cnfのレプリケーション設定を削除し、MySQLサーバを再起動します。
$ sudo service mysqld restart
昇格完了後の作業
これで先ほどまでスレーブだったMySQLは通常のDBとして更新可能な状態となりました。
サーバ移転のために設定したレプリケーション設定もまっさらな状態にクリアしてあります。
この時点で使っているソフト等を起動してもOKです。
$ sudo service httpd start
この先もレプリケーションを利用してバックアップ等行いたい場合は新たにレプリケーション設定をするとよいです。
完全なmysqldumpを行うにはDBをロックしなくてはならないのでレプリケーションスレーブでバックアップしたいところですな!
ということで一連のSSLなMySQLレプリケーションを試すは終了です。
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